あなたは今の仕事や収入に満足していますか?
将来かかるお金、これからの仕事に不安はありませんか?
「毎日の生活には困らないが、 お金はいつもカツカツ」
「仕事のやりがいがあるが、激務だから長くは続けられない」
「子どもの教育費や親の介護費、自分の老後資金が足りるのか分からない」
なんとなく不安な気持ちを抱えていると、今の生活を楽しめなくなりますよね。
私も転職で収入が下がったり、解雇によって収入が途絶えた時は
スーパーの買い物だけでも、お会計でビクビクしていました。
そんな時に本屋さんで『FIRE』という考え方の本を見つけました。
FIREは2000年代からアメリカで注目された考え方です。
投資で早期リタイアを目指すというライフビジョンを掲げています。
気になって調べるうちに、アラサーこそFIREできることに気づきました!
なぜならアラサーには投資で、資産を増やせる十分な時間があるからです。
本記事ではFIREによって人生の選択肢が増えて、今よりも自由に人生を楽しめること、
アラサーこそFIREを実現できる理由を解説します。
ぜひ、漠然としたお金の悩みを解決したい人や
将来のライフスタイルをしっかり設計したい人に読んでもらえると嬉しいです。
FIREとは
FIREとは貯蓄や投資で経済的自立をして、早期退職を目指す生き方を意味します。
「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ってFIREです。
一番の特徴はFIREは誰でも目指すことができることです。
FIREはアメリカや欧米で注目され始め、近年では日本でも若い世代を中心にFIREへの関心が高まっています。
実際に国内では30代、40代でFIREを実現する人が出てきています。
これからの新しいライフスタイルとして広がっていくと思います。
FIREを実現するための3つの条件
FIREを叶えるために、3つの条件をクリアする必要があります。
どれも難しい条件ではなく、誰でも今からすぐにできることです。
ぜひできそうな項目から、始めてみるといいでしょう。
毎月かかる支出を確認する
はじめにFIREを実現するために大切なことは、毎月の支出を確認することです。
なぜならば、FIREした後にどのくらいの生活費が必要か把握するためです。
「一時的なもの」と「継続的なもの」で支出を分けるといいでしょう。
例えば一時的な支出は毎年必要な費用ではありませんが、金額が大きくなりがちです。
例えば次のようなものがあります。
- 結婚費用・新婚旅行費
- 引っ越しやリフォーム費
- 車を買い換える費用
- 出産に必要な費用
- 子どもの学費
継続的な支出は毎年、毎月かかるお金で固定費がメインとなります。
- 家賃
- 保険料
- 水道光熱費
- 通信費
- 医療費
- 食費などの日常的にかかるお金
オススメは家計簿アプリを活用して毎月かかる支出を記録することです。
毎月どのくらいの出費があるのか、確認しましょう。
FIREした後もどれくらいの支出で生活できるのか、イメージがつくようになります。
年間支出25倍の資産を用意する
毎月の支出を把握したら、FIREするために必要な総額のお金を計算します。
FIREには、年間支出の25倍くらいの資産が必要と言われています。
例えば毎月の支出が20万円の場合、年間の支出は240万円です。
FIREのためには、240万円の25倍である6,000万円の資産が必要になります。
そして資産6,000万円を年4%で運用します。
そこで得た利益は240万円になり、年間支出に値します。
年間4%で運用するということは、4%ルールが前提となっています。
4%ルールとはFIREは、米国の投資によって得られると想定される利益の割合です。
米国の株式市場の成長率+7%に、物価上昇(インフレ)の3%を差し引いて、運用で年間4%の利益が得られるという考え方です。
そのためFIREするためには年間支出の25倍くらいの資産を準備しなければいけません。
自分がFIREするのに必要な資産を計算してみるといいでしょう。
サイドFIREでもOKという考え方を持つ
サイドFIREとは、投資の利益に加えて副業、アルバイトによる収入で生活していくスタイルです。
年間支出の25倍の資産を作るのは難しいと感じる人には、サイドFIREがオススメです。
なぜならサイドFIREならFIREよりも早く達成できる可能性が高いからです。
また仕事があることで、人とのつながりが生まれます。
誰かの役に立ったり、必要とされることで、お金以外の幸せを感じられます。
FIREしてしまうと社会の一員という意識が希薄になり、心が寂しくなるかもしれません。
そのため、ゆるやかな人間関係を持つサイドFIREという生き方も選択肢に入れておくといいでしょう。
FIREのメリット
FIREを達成すれば、投資による不労所得で生活できます。
仕事や住む場所に左右されず、誰にも縛られない華麗なるFIREのメリットをご紹介します。
仕事・時間・住む場所にとらわれず自由な生活ができる
FIREを達成した後は、仕事・時間・住む場所を自由に決められる生活になります。
働いてもいいし、働かなくてもいいのです。
好きなときだけ労働しても構いません。
また仕事に限らず家族のために時間を使ったり、趣味に打ち込むことも可能です。
そして住む場所も変えられます。
田舎に引っ越しても海外に住むこともできます。
例えば外国に住む場合、物価が安い国で生活すると、
日本で過ごすよりも生活費を抑えられます。
あらゆる面で、あなたの人生の選択肢が大きく広がります。
お金の使い方が上手くなる
FIRE生活を送るために、自分にとって本当に必要なお金の使い方ができるようになります。
なぜなら毎日の支出に気を遣うようになるからです。
節制する習慣が身について、余計な出費を減らすことができます。
例えば、付き合いで行きたくもない飲み会に参加しなくていいのです。
一方で自分の好きなことにお金をあてることができます。
平日の昼間に美味しいフレンチコースを食べに行くこともできます^^
このようにFIREすると、自分にとってメリハリのついたお金の使い方ができるようになります。
マネーリテラシーが身につく
FIREした後も投資について学び続けるため、マネーリテラシーが向上します。
なぜなら生涯かけてFIRE生活を続けるために、毎日の支出分のお金を運用して生み出さないといけないからです。
どこに投資すれば利益が得られるのか、税金対策についても学ぶようになります。
資産運用によって年4%の運用が難しくても、マネーリテラシーがあれば、お金への不安な気持ちが解消されます。
FIREのデメリット
FIREを目指すなら、デメリットも把握しておきましょう。
FIREのリスクや注意点をふまえて、本当にFIREしたい決めるといいでしょう。
年間で4%の運用益を維持する必要がある
FIREは投資で年4%の運用益を出すことが条件です。
しかし経済状況によっては、年4%が維持できない場合があります。
支出が変わらないのに、運用益が生み出せないと、家計は火の車になります。
FIREする際は年4%の運用ができる資産や投資先を見つけられているか、十分に検討する必要があります。
突発的な出費への対応が困難
FIREした後に病気や怪我など、思いもよらないタイミングで大きなお金が必要となる可能性があります。
そして突然の大きな出費に対応することが難しいかもしれません。
FIREは必要な支出を資産を運用して生み出します。
支出と資産運用のバランスがギリギリだと、急な出費へ対応できないので注意が必要です。
FIREする際は余裕のあるキャッシュフローになるように意識しなければいけません。
キャリアが途切れてしまう
FIREするデメリット3つ目は、キャリアが途絶えてしまうことです。
ブランクが長くなると、再就職が難しくなります。
また年齢を重ねるほど募集している仕事は少なくなります。
サイドFIREによってキャリアを継続するという選択もできます。
自分の将来のキャリアについても考えた上で、FIREすることが望ましいです。
アラサーこそ投資でFIREを目指せる
アラサーこそFIREを実現するためには投資をすることが必要です。
なぜならFIREするためには数千万円単位のお金が必要になるからです。
普段の収入や貯金だけでは、FIREする程の資産を築くことは相当難しいです。
そのため普段の収入から少しづつ投資をはじめて、資産形成をする必要があります。
幸いなことにアラサー女子には、まだまだ時間があります。
時間をかけて長期で資産運用することは、大きなメリットがあります。
投資で得た利益を再投資することができることです。
この再投資によって、複利の効果が生まれて想像以上に資産は大きくなります。
まだ投資を始めていない人は、ぜひ資産運用をスタートさせてFIREを目指しましょう。
はじめて投資を始めるときはNISA制度を利用することがオススメです。
NISAは投資で得た利益を非課税にしてくれるお得な制度です。
国もNISAを推進していて、多くの人がNISAで資産を大きくしています!
下の記事ではNISAのメリットや意外と知られていないデメリット、始めるタイミングについて解説しています。