投資初心者には、少しづつ投資をして資産形成をする長期投資がオススメです。
なぜなら長期投資はリスクを抑えたうえで、利益が大きくなりやすい投資方法だからです。
長期投資によってあなたの資産は想像以上に増え、漠然としたお金の不安を解消につながります。
長期投資で最も大切なポイントは投資を継続することです。
しかし実情は運用の途中で長期投資を辞めてしまう人が少なくありません。
目の前の利益が欲しくなったり、損をしたくないという気持ちから売却してしまうのです。
本記事で正しい長期投資の知識を身に付けて、ぜひ投資の利益という誘惑に負けず長期投資を続けてみてください。
長期投資
長期投資とは何か、どれくらいの期間を投資すればいいのか解説しています。
改めて長期投資について理解を深めていきましょう。
長期投資とは
長期投資は、投資した金融商品を長期で保有することです。
何年も持ち続ける前提です。そのため短期的な下落で損をせずに、安定的に利益を得られる可能性が高いです。
長期投資の期間
長期投資でお金を増やす目安となる期間は、明確に決まっていません。
年齢にもよりますが若い人なら20年~30年、年齢が上の方はもう少し短くなると考えられます。
積立投資や分散投資と組み合わせて相乗効果をねらう
長期投資は積立投資と分散投資という方法と組み合わせると、さらに資産を安定的に増やせる傾向にあります。
積立投資は、ある投資先に一定の金額を一定のペースで投資する手法です。
分散投資とは、投資する時間、金融商品、地域をずらすことで、異なる資産を生み、リスクを抑える投資のやり方です。
長期投資、積立投資、分散投資を意識した投資を行うことで、投資効率はグッと高まります。
そして3つの相乗効果で投資のあらゆるリスクを最小限にして、将来の利益を確実にしていく効果が期待できます。
長期投資のメリット3つ
本章では長期投資の3つのメリットをお伝えします。
長期投資は予想以上に安定的に資産を大きくする力があります。
ぜひ長期で投資を始めるきっかけにしてください。
複利で資産が大きくなる
長期投資の最大のメリットは複利で資産を大きくできることです。
複利効果とは運用で得た利益を再び投資することで、利益がさらなる利益を生み出すことです。
複利によって、お金を増やすスピードは早まり資産は桁違いに大きくなります。
出典:金融庁「投資の基本」
長期投資をはじめると、複利効果の目覚ましい力に圧倒されるでしょう。
長期保有のため売買手数料は少ない
長期投資は、売買手数料が抑えられるメリットがあります。
一般的に株式投資など多くの金融商品は買い付け時、売却時に手数料が発生します。
長期投資は購入したら持ち続けることが基本のため、売買による取引回数が少なく、余計な手数料が差し引かれません。
投資に使えるお金が手元に残せるため、資産運用にあてることができます。
常に市場や経済の動きを監視しなくていい
長期投資のメリット3つ目は、市場を常に気にかける必要がないということです。
なぜなら長期投資は、その日の値動きではなく、将来的に投資先の価値が上がり利益を得られれば問題ないからです。
確かにある一日の価格変動や数年単位の不景気によっては、損が発生するかもしれません。
しかし長期的に見ると経済は成長し続けています。そのため俯瞰すると利益を得られるケースが多いです。
経済や市場をいつも監視する必要がありません。
例えば毎日が忙しい人、市場を見続けることができない人には嬉しいメリットです。
長期投資のデメリット3つ
投資で気をつけるべきリスクを抑え、複利効果によって利益を獲得しやすい長期投資ですが、デメリットもあります。
今回は投資初心者が気づかない盲点となるデメリットを挙げています。
難しいデメリットではなく、少し気に掛けるくらいで大丈夫です、
しっかりデメリットを理解すれば、さらに安心して長期投資を継続できるようになります。
すぐに利益を出すことはできない
長期投資は、すぐに利益を確定することはできません。
長期投資は売却して利益が確定するまで気長に待つ必要があります。
つまりお金が実際に必要になるまで何十年とコツコツと投資を続ける忍耐力が試されます。
しかし多くの人が継続できず、お金が必要になった定年後にになって投資を断念したことを後悔しています。
長期投資は、未来を見据えた投資であることを認識することが大切です。
長期保有なので、保有中の手数料はかかる
長期投資におけるデメリットの2つめは運用コストが常にかかるということです。
運用コストには次のような費用が挙げられます。
・信託報酬など保有している間に生じる手数料
・金融商品を解約する場合に必要に応じて発生する手数料
このように売買による取引だけではなく、金融商品を持っている間にも手数料が発生します。
長期で持つからこそ、保有中のランニングコストは地味に負担となります。
長期投資をする際は、できる限り手数料が低いものを選びましょう。
失敗すると金額と時間の損失が大きい。
長期投資のデメリット3つ目は、もしも利益を得られなかった場合、時間とお金の両方で損失が大きいことです。
遠い未来の予測は難しいため、場合によっては元本割れ(投資した金額より損すること)もあり得ます。
長期投資をする場合は、投資先の情報収集をしっかり行うことが大切です。
そしてできるだけ損失を回避するように対策をしましょう。
長期投資に向く人3選
長期投資のメリットやデメリットを踏まえて、長期投資に向いている人の持つ価値観や特徴をご紹介します。
自分が長期投資に向いているか判断してみるといいでしょう。
安定した利益や株主優待等をもらいたい人
長期投資はできるだけ損をせず、安定した利益や株主優待が欲しい人と相性がいいです。
実は長期投資は運用期間が長いほどリスクは小さく、収益が安定する傾向にあります。
投資信託協会によって、この収益率の安定が証明されています。
さらに複利効果で資産は大きくなりやすいです。
また長期保有によって株主優待をもらえたり、投資する企業のサービスを利用できる機会もあります。
投資した利益や優待券等で、着実にお得になりたい方こそ長期投資はおすすめです。
老後の資金を蓄えたい人
長期投資は、定年後の資金を蓄えたい人に向いています。
なぜなら長期投資は時間をかけて資産を増やす投資手法だからです。
老後の年金だけでは心もとない人に始めてもらいたい投資です。
未来の自分がお金で困らないように。今のうちから投資を始めましょう。
投資にあまり時間を割きたくない人
毎日が忙しく投資に時間を割けない人にこそ長期投資は必要です。
なぜなら長期保有することが前提であるため、日々の市場の動きや景気等に一喜一憂しなくても差し支えないからです。
ただし全く市場を見ないということは危険です。
社会や経済の変化によって状況はすぐに変わります。
投資先の成績ががた落ちする、あるいは運用がストップする懸念もあるからです。
思わぬところで大きく損をすることも十分にあり得ます。
例え場に関心が持てない人や忙しい毎日を送る人でも業界の情報や経済などのニュースは、随時確認しておくことが大切です。
日々の値動きでメンタルをすり減らしたくない人に長期投資は向いています。
初心者は今すぐ長期投資を始めるべき
投資初心者は、一定の頻度で買い付ける長期投資が向いています。
なぜならローリスクで投資を始めやすいからです。
また投資期間が長いほど収益が安定します。
つまり今日にでも長期投資を始めることで、安定的に資産を増やせる可能性が高まります。
もちろん投資なので、元本割れなど損してしまう場合もあります。
そのため投資をする場合は生活に支障のない範囲の余剰資金で、運用を始めることが重要です。
ぜひ将来のお金の不安を減らして、お金の不安のない生活を目指しましょう。